一口にサプリメントといってもさまざまですが、まず最初にその有用性を考えなければならないのは、私たちの体をつくっている栄養素のサプリメントです。当協会では、これを「ベース・サプリメント」と呼んでいますが、特に現代人に不足しがちな必須微量栄養素のビタミンやミネラルのサプリメントについて考えてみましょう。

その昔はビタミンやミネラルというと、欠乏症を起こさない程度に必要なもので、欠乏症を起こしたときにクスリとして補給するもの、という位置付けでした。例えばビタミンAの欠乏症である夜盲症や、ビタミンDの欠乏症であるクル病などの第一選択治療薬として用いられた時期がありました。

ところが現代のような飽食の時代になると、欠乏症の危機はすっかり消えうせ、もうビタミンやミネラルの必要性は無くなったかに思われますが、じつは現代人の食生活は、「カロリー過剰・微量栄養素不足」に陥っているのです。つまり、絶対的欠乏ではなく、相対的欠乏に陥っているのです。

ビタミンやミネラルは微量ですがとても大切な役目を担っており、カロリー源となる糖質・脂質・タンパク質の3大栄養素が、体内でエネルギーや新しい細胞に代謝される際に補酵素として働きます。ですから、摂ったカロリーに見合うだけのビタミン・ミネラルがなければ、代謝がうまく行かず、余ったカロリーは脂肪となって体内に蓄積され、肥満や生活習慣病の原因となるわけです。

言いかえれば、口から摂ったカロリーがスムーズに活動エネルギーに変換されていれば、疲労感や倦怠感はなくなるでしょうし、また古い細胞が新しい細胞に替わる新陳代謝が正常なら、肌や髪も美しく、骨や筋肉もしっかりとしてくるのです。

そういった意味では、代謝がうまく行われていれば、健康はいつも手中にあるということになります。つまり、健康の土台づくりができているのです。

しかし、現代の食生活を振り返ると、はたしてビタミンやミネラルはカロリーに見合うだけの充分量を摂取できているでしょうか。子供たちに人気のファストフードやインスタント食品、あるいは外食のメニューを見てみると、どうも栄養のアンバランスは否めません。また多忙を究める現代人の中には、朝食抜き、昼はハンバーガーやスナック菓子、夜はビールにおつまみ、夜食にラーメンやコンビニ弁当、といった栄養バランスにまるで配慮のない食生活を送っている人も多いようです。

あわせて戦後の食事の欧米化が、栄養のアンバランスを招く要因にもなっています。ご飯がバターをたっぷりつけたパンにかわり、魚が肉にかわり、しじみの味噌汁がクリームスープにかわって、あたかも豊かな食事が整ったかのようですが、じつはこの“豊かな食事”こそ「カロリー過剰・微量栄養素不足」を招き、生活習慣病として私たちを悩ませているのです。

今、この飽食の時代に大切なのは、微量栄養素に配慮した栄養バランスの調整なのです。自身の食生活を振り返って不足を感じたら、まずは「食の補完」として、ビタミン、ミネラルのベース・サプリメントを利用してはどうでしょうか。

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