「ビタミンのサプリメントがあれば、野菜は食べなくて大丈夫」とか「たくさんのサプリメントを摂っているから、食事は適当でいい」というのは、誰もが陥りやすいサプリメントの落とし穴です。

例えば、ホウレン草のおひたしの代わりにビタミンサプリメントを摂ったとしても、当然のことながら、それだけでホウレン草のもつ栄養素をすべて補えるわけではありません。

ホウレン草が私たち人間にもたらす栄養素の力はビタミン以外にもさまざまあり、そうした自然のもつ力はまだまだ現代の科学では計り知れないほど奥深いものなのです。

例えば、これまでスイカは水と糖質だけといわれてきましたが、あの赤い色に抗酸化作用があることがわかったのも、つい最近のことです。また私たちが好んで食べてきた精製された食品白米、白パン、白砂糖、精製食塩などは、じつはその食品本来の力を失っているのだということに気づいたのも、最近のことです。

こうした自然が育んだ食物の力を、サプリメントがすっかり代替することは、科学がどんなに発達しても、まずないでしょう。

大切なのは、とにかく毎日、ちゃんと食事をするという当たり前のことなのです。食物から摂る栄養の不足を補うのが、サプリメントだということを忘れてはいけません。

また食事には、食卓を囲むというもうひとつの意義があります。家族と、あるいは友人と食卓を囲んで快い食事をすることで、栄養分の吸収力が高まり、加えてストレスの解消や心の安定も得られるといわれています。「ああ、美味しい。ああ、楽しい」という思いが信号となって脳から胃につたわり、胃酸や消化酵素が分泌されて、栄養を吸収する体制が整うこれは、サプリメントには真似のできないことです。

また、ちゃんと噛んで食べることも、重要なことです。よく噛んで食べることは脳の発達によい、というのは科学が証明しています。噛まなくていいような食事をしていると、脳の発達を阻害してしまうかもしれません。

最後に、サプリメントを上手に活用するためには、こうした食事の基本とともに、運動や、睡眠、休息(リラックス)も大切な要素です。例えば、いくらカロリーに見合うだけのビタミンやミネラルを摂っても、それだけでエネルギー代謝がうまくいくわけではありません。身体を動かして、エネルギーを必要としなければ、身体はエネルギーをつくりません。また人は眠っている間に成長するといいますが、ちゃんと寝なければ、スムーズな新陳代謝も行われないのです。

まずは食事を核にした生活習慣を見直して、それらの不備をサポートするという意味で、サプリメントを活用するのが賢明です。

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