店頭に並んでいるサプリメントを見ると、じつにさまざまな種類がありますが、 その機能や目的を考えると、大きく3つに分けられます。自分に必要なサプリメントを上手に摂るために、まずこの分類を把握しましょう。

1「ベース・サプリメント」栄養欠損補充

ビタミン、ミネラル、ファイバー(食物繊維)、乳酸菌、プロテイン、レシチン、EPA・DHA、コラーゲン、コンドロイチンなど、おもに私たちの身体をつくっている構成成分で、日常の食事から摂取する栄養素です。健やかに生きていくために「不可欠な栄養素」ですが、現代社会においては不足しがちなので、サプリメントで補います。

ベース・サプリメントは、高齢者を含む健康な普通の大人であれば、単発的に摂るものではなく、毎日摂るべきものだと理解しておきましょう。ただ妊娠期や授乳期、投薬を受けているなど特別な場合には、摂るのを控えるべきものもあるので、専門家に相談しましょう。

2「ヘルス・サプリメント」健康維持・増進

イソフラボン、黒大豆、ローヤルゼリー、青汁、プロポリス、発芽玄米、クロレラ、高麗ニンジン、アロエ、深海ザメエキス、ビール酵母など、全身の体調調整機能にかかわり、健康の維持、増進に役立つ成分です。ベース・サプリメントで代謝機能を整えながら、個人の価値観や体質に応じて、実感できるものを選択するとよいでしょう。

この分野は明確なエビデンスのないものもみられますが、エビデンスの有無が利用の絶対条件とはならず、気をつけたいのはむしろ安全性です。疑問や不安はできるだけメーカーや専門機関に問い合わせて、まず安全性をチェックし、あとは個人の利用の目的や必要性、費用の問題などを考慮して判断しましょう。

3「オプショナル・サプリメント」改善目的

イチョウ葉、エキナセア、トウガラシ、セントジョーンズワート、バレリアン、マリアアザミ、ノコギリヤシ、キャッツクロー、マカなど、おもにハーブや薬草類で、伝統医療や民間医療としてその地方に伝えられてきたものがたくさんあります。なかには、海外では医師が治療薬として処方しているものもあります。

こうしたサプリメントは、時と場合、体質などによって使い分ける必要のあるものがほとんどです。その原材料をみても、ふだんの食卓には載らないようなものが多く、たとえ食材であっても、その機能性がある程度限定されていたり、改善を目的にしたものが多いのが特徴です。ですから食事をとる感覚でだれもが不用意に摂っていいものではないといえましょう。

もちろん薬を服用している場合などは、さまざまな相互作用が考えられますので、注意が必要です。

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